Jアラート

 浜松市教育委員会から各公立学校への配布された危機対応文書を、私立幼稚園にもいただきました。北朝鮮のミサイル等の飛来、落下等に関する対応についてです。去る8月29日に打ち上げられたミサイル発射を受けたJアラートの発令には本当に驚きましたが、続いての水爆実験の実施、そしてまたさらに続けて弾道ミサイル発射準備と思われる行動と、北朝鮮はアメリカや日本に対するデモンストレーションを強めているように思えます。挑発行為だけならまだしも、本格的にねらってミサイルを日本に発射してきた場合、あるいは、挑発行為をしたつもりがアクシデントで日本に実際に被害を及ぼす可能性など、大切なお子さんをお預かりしている幼稚園や学校では、いざというときの対応を考えておかなくてはなりません。ひくま幼稚園でも、在宅時・在園時にJアラートが出た場合、また実際に浜松市に被害が出た場合・出なかった場合と想定して対応を考え、保護者の皆さんにお手紙を出しました。もちろんミサイル発射から着弾まではそんなに時間がありませんので、どれだけ有効な対応なのかはわかりませんが、避難訓練もまた考えなくてはなりません。

 さて、ミサイルが飛んできた場合、避難といっても地下室もありませんし、耐爆設備のない屋内に逃げるということもどれだけ有効なのかわかりませんが、例えば上空でミサイルが空中分解したりした場合、そのミサイルの燃料が大気中にばらまかれ、落下し、それが飛沫であっても人体にかかりますとやけどのような症状が出る可能性もあるらしいので、屋内退避ということにも全然意味がないことはないようです。けっして屋内にいれば爆風等から守られるという意味ではないようですが、「意味のない」行動ではないということですね。